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iPhoneで電話ができない原因と対処法!通話設定の確認方法
iPhone
iPhoneで電話ができないときは、まず相手か自分のどちらに原因があるか突き止める必要があります。
電話そのものができないのか、特定の相手にだけ繋がらないのかなど一つずつ確認してください。
本記事ではiPhoneの電話が繋がらない・発信できないときの主な原因と対処法について解説します。
まずは電波状態を確認し、場所の移動を試してください。それでも改善しない場合は、これから紹介する対処法をひとつずつ試して、症状が改善されるか確認していきましょう。
- 着信履歴があるのに通知音や画面の点灯がない場合は、おやすみモードに設定されている可能性がある
- 機内モードを設定していると緊急電話以外の通信が一切行われない
- 問題点が見つからない場合は、iPhone端末の再起動を試す
目次
iPhoneで電話ができない・繋がらない原因
iPhoneで電話が発信できない、または繋がらないときに考えられる原因は主に以下の通りです。
- 通信環境・電波状況が悪い
- おやすみモードやマナーモード(サイレントモード)になっている
- 機内モードになっている
- 通話中に消音ボタンを押した
- 相手を着信拒否・不明な発信者に登録している
- 自動電話転送が設定されている
- ネットワーク設定が正常にできていない
- SIMカードが正常に認識されていない
- APN設定の初期設定がうまくいかなかった
- 携帯電話料金を滞納している
iPhoneをおやすみモードやサイレントモードに設定している場合、着信時に音が鳴りません。着信そのものは受け取るため、着信履歴は残ります。
SIMカードのずれやサイズ違いも電話ができない要因のひとつです。最近、格安スマホに乗り換えた人は、APNの初期設定が正しくできていない可能性があります。
特定の人とのみ電話できない場合は、相手のスマホに原因があるか、自分が相手を誤って着信拒否に設定している可能性も。発信はできるのに着信ができない場合は、着信拒否の設定を確認しましょう。
相手の声が聞こえない、または自分の声が聞こえにくいと言われる時の主な原因は、電波状態が悪いか、スピーカーの音量が小さかったり、レシーバーが汚れている場合などが挙げられます。
イヤホンをつけて通話している場合は、Bluetoothやペアリングが正常に接続できていない可能性があります。念のためにイヤホンを外して、電話できるか試してみてください。
声が聞こえづらい場合は、場所を移動する、本体や通話アプリのバージョンアップ、電話ノイズキャンセリングの設定などで改善することが多いです。どうしても症状が改善しない場合はマイクやスピーカーの故障も考えられます。より詳しい原因や対処法は、以下の記事を確認してください。
iPhoneで電話ができない・繋がらないときの対処法
iPhoneで電話ができない・繋がらないときは双方で以下の項目を確認し、改善するか試してください。
- 通信環境のいい場所に移動する
- 機内モードがオフになっているか確認する
- おやすみモードの設定を確認する
- マナーモード(サイレントモード)の設定を確認する
- 着信拒否・不明な発信者の設定を確認する
- 自動電話転送の設定を確認する
- iPhoneの再起動・iOSアップデートをする
- SIMカードの向きが正しく装着されているか確認する
- 携帯電話会社の支払い状況を確認する
LINEなど特定のアプリで不具合が生じる場合は、アプリのバージョンが古い可能性があります。
AppleStoreを確認し、アプリを最新状態に更新してください。
通信環境のいい場所に移動する
音声が途切れる、発着信がうまくいかない、意図せず通話終了してしまう場合は通信環境が悪い可能性が高いです。
アンテナを確認して電波状況が悪い場合は、場所を移動してみてください。
一概に良い、悪いとは言えませんが一例として比較的電波のいい場所と悪い場所をいくつか挙げておきます。
電波のいい場所・状況 | 電波が悪い場所・状況 |
---|---|
窓際、屋外 | ビルの密集地、屋内、地下、トンネル、移動中、山、人混みなど |
Wi-Fi接続中に途切れる場合は、Wi-Fiの通信エリア範囲外にいる可能性や一時的にWi-Fiが不安定になっているなどが考えられます。
その場合は一度Wi-Fiを切ってモバイルデータ通信で通話を行ってください。
これらが発生した場合は公式ページで通知されるため、確認してみてましょう。
機内モードがオフになっているか確認する
iPhoneには機内モードが搭載されています。
機内モードはiPhoneの通信機能をオフにする働きがあり、設定をオンにしている間は緊急時の音声通話以外ができません。
機内モードはコントロールセンターの「飛行機マーク」をタップしてオン・オフできます。
またiPhoneの機種によっては「モバイル通信」内の「モバイルデータ通信」で、アプリごとのモバイルデータ通信が切り替え可能です。LINEなどインターネット回線を利用する通話アプリは、モバイルデータ通信またはWi-Fiを通じて通話するため、両方ない状況だと通話ができません。
特に問題が見つからない場合、ネットワーク設定をリセットしてみると改善する可能性があります。
■ネットワーク設定のリセット方法
- 「設定」アプリを開き「一般」をタップ
- 画面を下にスクロールし、「リセット」
- 「ネットワーク設定をリセット」を選択
おやすみモードの設定を確認する
iPhoneに搭載されている「おやすみモード」とは、iPhoneがロックされている間の着信音や通知音、画面の点灯などがオフされる機能です。
反応がないだけで着信自体は正常に受け取っており、着信履歴が残るのが特徴です。
そのため発信相手が「おやすみモード」を設定している場合は、通知等が表示されず気付いていない可能性があります。
「おやすみモード」はコントロールセンターの「月のマーク」をタップすれば設定・解除が可能です。
時間設定をしておけば、毎日決まった時間に自動でオンしてくれるため便利です。
緊急電話の取り損ねが心配な人は「繰り返しの着信」をオンしておくと安心です。同じ人から3分以内に2度連絡が入った場合に通知してくれます。
■設定方法
- 「設定」を開き「おやすみモード」をタップ
- 「繰り返しの着信」をオン
おやすみモードについての詳細は、以下の記事を参考にしてください。
マナーモード(サイレントモード)の設定を確認する
iPhoneをサイレントモードに設定している場合、本体が消音モードになり着信時にスピーカーから通知音が鳴りません。
通常バイブレーション機能も停止するため、iPhoneを鞄に入れていたり画面を伏せて置いていると着信に気づかないことがあります。
サイレントモードは、iPhone側面の「着信/サイレントスイッチ」をスライドすることで設定をオン・オフできます。
オレンジ色が見える状態が「サイレントモード」の目印です。
着信拒否・不明な発信者の設定を確認する
特定の相手と着信ができない場合、着信拒否または不明な発信者を消音を設定している可能性があります。
「不明な発信者を消音」は電話番号不明の着信を消音し、留守番電話に送ります。
「着信拒否」は番号を指定し、特定の相手からの着信をブロックする機能です。
着信拒否設定をするとどうなるのかは、以下の表を確認してください。
自分が相手を登録している場合 | 相手が自分が相手を登録している場合 |
---|---|
相手からの着信を受け取らず、着信があったことがSMSで通知される | 「おかけになった電話をお呼びしましたが、お繋ぎできませんでした」といったアナウンスが流れる(au回線の場合) |
iPhoneで着信拒否した連絡先一覧の確認方法は、以下の通りです。
- 「設定」を開き「電話」をタップ
- 画面を下にスクロールし「着信拒否した連絡先」を押す
「着信拒否設定」の画面右上にある「編集」をタップすると電話番号ごとに着信拒否を解除できます。
着信拒否の詳細は、以下記事を参考にしてください。
自動電話転送の設定を確認する
自動電話転送がオンになっていると、着信があった際に自動で設定した電話番号へ転送されます。
この場合、iPhoneに着信のコールはありませんが電話アプリ上に、バッジと着信履歴だけが残ります。
電話をかけた側には、特に転送する旨のアナウンスはありません。
コールが鳴らずiPhone上に相手からの履歴だけが残っている際は、自動電話転送が有効になっていないか確認してください。
■自動電話転送をオフにする方法
- 「設定」アプリを開く
- 「電話」をタップ
- 「自動電話転送」を開き、バーをタップして「オフ」にする
iPhoneの再起動・iOSアップデートをする
iPhoneのiOSが古い場合も、電話の不具合に繋がることがあります。
「設定」アプリ内の「一般」から「ソフトウェア・アップデート」を確認し、最新版へ更新してください。
既に最新の場合は「お使いのソフトウェアは最新です」というメッセージが表示されます。必要に応じて、「自動アップデート」をオンする設定も可能です。
iOSアップデートの詳細は、以下の記事を参考にしてください。
iOSが最新の場合は、iPhoneの再起動もおすすめです。
■iPhone再起動のメリット
- iPhoneの動作が軽くなる
- 電波状況が改善される場合がある
- 不具合の改善
スピーカーやマイクが使えない場合、再起動することで改善する可能性があります。
何を試しても改善しない場合は、iPhoneの故障が考えられます。初期化や修理サポートへの相談を行ってください。
iPhoneの初期化・復元についての詳細は以下記事にまとめています。
SIMカードの向きが正しく装着されているか確認する
スマホの機種変更や、キャリアの乗り換えなどで最近SIMカードを抜き挿しした人で、以下のような症状がある人はSIMカードに原因があることが多いです。
- 通話だけできない
- 電波は問題ないはずなのに圏外表示されてしまう
SIMカードが正常に認識されていない可能性が高いため、SIMスロットを開き、SIMカードの向きを確認してください。
SIMスロットは、本体側面に空いた小さな穴に専用のピンを差し込むと開くことが出来ます。
最近キャリアから格安SIMに乗り換えたばかりの人は、APN初期設定を見直してください。
取扱説明書などを参考に再設定しても症状が改善しない場合、SIMカードのサイズが合っていない、または対応機種ではない可能性があります。契約もとのキャリアに連絡して、必要に応じてIMカードの交換手続きなどを行いましょう。
携帯電話会社の支払い状況を確認する
当たり前ではありますが、携帯料金の未払いや滞納がある場合は通信機能が使えなくなります。
通常、支払い期日の1~2週間前後で督促状が届きます。
督促状に書かれた支払い期日を過ぎると回線が停止され、滞納が続くと2~3か月程度で強制解約になるケースが多いです。
この流れや目安はドコモ、au、ソフトバンク、MVNO(格安SIM)などのキャリアに関わらず基本的に同じです。
料金支払い状況は各キャリアのマイページから確認可能。
ここでは例として、auの確認方法を紹介します。
- My auにau IDでログインする
- 「請求・支払関連のお手続き 一覧」をタップ
- 「お支払い」をタップし「未払い料金の確認」を選択
未払いがない場合は、「前月までの未払い料金はありません」と表示されます。
まとめ
通信環境が原因でiPhoneで電話できないときは、たいてい場所を移動すれば解決できます。
それでもダメな場合はコントロールセンターから機内モードがオンになっていないか確認してください。
着信履歴は残るのにiPhoneが反応しない場合は、おやすみモードになっている可能性が高いです。
最終的にiOSのアップデートやiPhone端末の再起動をしても治らない場合は、iPhoneの故障が考えられます。
そのときはサポートセンターへ相談し、修理に出しましょう。
最後に、記事内容のおさらいです。
- 地下やビル街にいる場合は、場所を移動する
- 機種変更またはMVNOした場合は、SIMカードやANP設定を見直す
- 未払い料金があると滞納から約1ヶ月前後で回線が停止する