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MacとiPhoneを同期する方法!同期できないときの対処法・同期解除の方法
iPhone
本記事では、MacとiPhoneを同期する方法を紹介します。MacとiPhoneをつなぐことで簡単に同期ができて、両方のデバイスで写真・音楽・メモ・連絡先などの情報を最新の状態に保つことができます。
iCloudで同期したいときは、MacとiPhoneで使用している同じApple IDにサインインすることで同期が完了します。そのほかの同期方法も詳しく解説しているので、MacとiPhoneの同期方法を知りたい人は必見です。
もし、MacとiPhoneをつないでもデバイスを認識しない場合は、使用しているUSBケーブルやストレージ容量に問題があることも。同期できないときの対処法についても触れているので、同期が上手くいかないときの参考にしてください。
- MacとiPhoneの同期方法は、iCloud・Finder・iTunesの3つ
- USBケーブルで同期する場合は、データ転送用のUSBケーブルを使用すること
- デバイスの空きストレージ容量を確保すること
目次
MacとiPhoneを同期する方法
MacとiPhoneを同期する方法を紹介します。
同期させるメリットは、以下の点が挙げられます。
- 写真・音楽・連絡先・メモ・メールのバックアップ
- バックアップから復元
- バックアップの管理
iPhoneデバイスに入っているアプリやコンテンツをMacと同期することで、バックアップにも役立ちます。同じアカウント(Apple ID)を使っていればiCloudへのバックアップも簡単です。
また、アプリだけでなくSafariなどのブラウザに登録しているブックマークやデバイス内のカレンダー、リマインダー、ブックなどもMacに入れてデータの管理が可能です。
MacとiPhoneを同期するには、以下の3つの方法があります。
それぞれ同期の方法が異なるので、一緒に確認していきましょう。
iCloudを使った方法
iCloudを使った同期はUSBケーブルを使用せずに行える無線の同期方法です。iCloudは同期したい項目を個別で選択できるメリットがあり、Apple IDにサインインしていれば自動的に上書きされます。
iCloud同期の場合、iCloudの空きストレージがないと同期ができません(5GBまで無料)。そのため、写真など容量の大きいアプリはFinderやGoogleフォトなど無料で使えて容量無制限で同期できるクラウドストレージに保存しましょう。
それではさっそく、iPhoneとMac別にiCloudの同期方法を紹介します。
iPhoneでの操作は、以下の通りです。
- ホーム画面から「設定」をタップし、画面上部の「iPhoneにサインイン」をタップ
- 同期したい「Apple ID」と「パスワード」を入力し、次へをタップ
- iCloudをタップし、同期したい項目をオンに切り替え
もし「iPhoneにサインイン」の表示がなく、名前やアイコンが表示されていたら既にサインインしている状態です。タップするとApple ID(メールアドレス)が表示されるので確認しましょう。
Macでの操作は、以下の通りです。
- Appleメニューから「システム環境設定」をクリック
- 「Apple ID」をクリックしサインインしたらiCloudが自動的に有効化
- 同期したい項目にチェックを入れる
iCloudの空きストレージが足りない場合は、追加でストレージを購入することも可能です。ストレージの容量が少ない場合は、同期したくないアプリを同期オフにすることで節約もできます。
Finderを使った方法
Finderを使った同期は、MacとiPhoneをつなぐUSBケーブルと無線Wi-Fiの2種類の方法で行えます。
とくに、iTunesに対応していないmacOS Catalinaの場合はFinderを使った同期がおすすめです。
Finderを使った同期・削除方法は、以下の手順を参考にしてください。
- Finderウインドウを開き、デバイスをUSBケーブルでコンピュータに接続
- Finderウインドウのサイドバーに表示されたデバイスをクリック
- 確認を求められたら「デバイスを信頼」を選択
- 同期または削除したいコンテンツの種類を選択
- 同期したいコンテンツの横にあるチェックボックスを選択
- ウインドウ右下の「適用」ボタンをクリックして同期が完了
同期が自動で始まらない場合は「同期」ボタンをクリックしましょう。また、Mac OSとiOS共に最新の状態にアップデートを済ませておくと、トラブルなく同期ができます。
Wi-Fiを使った同期をしたい場合は、サイドバーに表示されたデバイスをクリックした後にボタンバーの「一般」を選択。オプション一覧に「Wi-FiがオンになっているときにこのiPhoneを表示」を選択し、適用するとWi-Fi経由でFinderウインドウにデバイスが表示されるようになります。
Wi-Fiなら接続時に自動で同期してくれるので、手間をかけずに同期を済ませたい人におすすめです。
iTunesを使った方法
macOS Mojave以前やWindowsパソコンを使っている場合は、iTunesによる同期が手軽でおすすめです。ただし、macOS CatalinaはiTunesに対応していないので気をつけてください。
iTunesを使ったiPhoneとMacの同期方法は、以下の手順になります。
- iTunesを開き、デバイスをUSBケーブルでコンピュータに接続
- iTunesウインドウの左上にあるデバイスアイコンをクリック
- iTunesウインドウの左側にある設定項目から、同期または削除したいコンテンツをクリック
- 同期したいコンテンツの横にあるチェックボックスを選択
- ウインドウ右下の「適用」ボタンをクリックして同期完了
同期が自動で始まらない場合は「同期」ボタンをクリックすることで、手動同期ができます。
iTunesではWi-Fiを使った自動同期が行えます。デバイスをUSBケーブルでコンピュータと接続し、iTunesウインドウの左側にある概要をクリック。「Wi-Fi経由でこのデバイスと同期」を選んで適用すると簡単にWi-Fiによる同期が自動的に行われます。
MacとiPhoneが同期できないときの対処法
MacとiPhoneの同期をしても上手くいかないときは、さまざまな原因が考えられます。
ここで紹介する同期できないときの対処法は、以下の4つです。
市販のUSBケーブルを使用している場合、データ転送用でない場合があるので要注意です。それではさっそく確認していきましょう。
データ転送用のUSBケーブルを使う
iPhoneとMacをつなげる際は、データ転送用のUSBケーブルを使用しましょう。
同期のためにAmazonや楽天などネット通販でUSBケーブルを購入する場合は、充電用のUSBケーブルではなくデータ転送用のUSBケーブルを購入してください。充電用のUSBケーブルは、充電専用のためデータ転送が行えず同期に利用できません。
iPhoneやiPad、iPodなどの機器専用の純正USBケーブルには、Made For iPhoneの表記がありApple公式認証と分かりやすく明記されています。もしネット通販でUSBケーブルを購入する場合は、Made For iPhoneと記載されたUSBケーブルを購入すると安心です。
純正のUSB-Lightningケーブルなら充電・データ転送にも利用が可能です。
iPhoneがMacに認識されているか確認する
同期が上手くいかないときは、iPhoneがMacに認識されていない場合があるので確認しましょう。
Macにデバイスが認識されているかの確認方法は、以下の手順を参考にしてください。
- iPhoneとMacを接続し、iPhoneのロックを解除してホーム画面を表示しているかを確認
- Macで「option」キーを押しながらAppleメニューをクリック
- 「システム情報」または「システムレポート」を選択し、左側リストから「USB」を選択
- 「USB装置ツリー」の下にiPhoneが表示されている場合は、最新のmacOSを入手・アップデートを行う
Macにデバイスが認識しないときは、USBの抜き差しを行うことで改善される場合があります。それでもデバイスが表示されていない場合はAppleサポートへ問い合わせしましょう。
デバイスの空きストレージ容量を増やす
同期が上手くいかないときは、iPhoneやMacの空きストレージ容量を増やしましょう。同期を行うアプリやコンテンツによっては、ストレージを多く使うため、空きストレージ容量を確保しておくと同期の失敗がなくなります。
iPhoneの場合は「設定」から「一般」をタップし、「情報」の中にある「使用可能」項目で空きストレージ容量を確認できます。Macの場合は、「Appleメニュー」の「このMacについて」をクリックし、「ストレージ」を選ぶことで確認が可能です。
ここではiPhoneを例に本体ストレージを増やす方法を簡単に紹介します。
- 使っていないアプリを削除
- サイズの大きいキャッシュを削除
- 容量の大きい写真をクラウドストレージへ移行
- メディア容量を削減
本体ストレージを増やすには外付けストレージで容量の増設や、クラウドサービスを使って写真や動画をスマホから移行させる方法がおすすめです。
iPhoneの本体ストレージを増やす方法を詳しく知りたい人は、以下の記事を併せて確認ください。
iPhoneを最新iOSにアップデートする
同期に失敗する場合は、iPhoneを最新のiOSにアップデートすることで改善される場合があります。
iOSのバージョンが古いとiPhoneとiTunesの同期が上手くいかない不具合があることも。その場合は、最新のiOSに更新することで解決できます。
iPhoneのアップデートに関する詳しい内容は、以下の記事が参考になりますのでぜひ確認ください。
iOSのアップデート以外にも、iPhoneやMacの再起動も効果的です。最新のiOSに更新してもできない場合は再起動を行い、再びUSBケーブルで接続しましょう。
iPhoneとMacの同期を解除する方法
ここでは、自動同期を止めたい人に向けてiPhoneとMacの同期を解除する方法を紹介します。個別に同期させない設定にもできるので、目的や用途別に設定を行いましょう。
iCloudの同期でアプリごとに個別で同期を解除したい場合は、iCloudのアプリ項目をオフにすることで勝手に同期しない設定にできます。ただし、「iPhoneを探す」と「バックアップ」は同期オンをおすすめします。
iPhoneを探すアプリはスマホを紛失したときに役立ちます。また、バックアップは誤って大事なデータを削除してもいつでも復元ができるのでこまめに同期をしておくと安心です。
Finderから自動同期しない設定にするには、Finderのサイドバーからデバイスを選択しボタンバーの「一般」を選択。オプション内の「このiPhoneが接続されているときに自動的に同期」からチェックを外すことで自動同期を解除できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、iPhoneとMacの同期方法を紹介しました。同期の手段は複数あるので、自分がしやすい方法でMacとiPhoneを同期しましょう。iCloudの同期は同じApple IDにサインインするだけなので、誰でも簡単に行えます。
同期したくない場合は、MacとiPhoneの同期を解除するだけなので目的や用途ごとに同期・解除を行いましょう。また、充電用USBケーブルではデータの転送が行えないので、同期する際は必ずデータ転送用のUSBケーブルを使用してください。
最後に、本記事のまとめをおさらいします。
- MacとiPhoneの同期方法は、iCloud・Finder・iTunesの3つ
- データ転送用のUSBケーブルを使用すること(充電用USBケーブルでは同期できない)
- 空きストレージ容量を確保すること
- 最新iOSにアップデートを済ませてから同期をするとトラブルが少ない